堅いこと、言やーすな

この話は全面的に私が悪いんですが、現在私愛用の705NKは「リニューアル」のため入院しています。
液晶の窓部分に傷をつけてしまったからです。


理由は、ふと思い立って「のぞき見防止液晶保護シート」を貼ろうと思い、「前から貼ってあったヤツをはがさなきゃ」と思いこんで、何も貼っていない液晶窓をめくろうとしたんです。
だって、PalmなどのPDA関連商品の液晶保護シートってすごく薄いじゃないですか!てっきり購入時に貼ったと思っていたんです。
ここで705NKをお持ちの方はじっくり液晶部分を見ていただきたいのですが、何も貼ってなくても液晶窓部分のフレームぎりぎりのところに「とっても上手に貼った薄手の保護シート」があるかのようなスジと盛り上がりがあるのが分かりますか?そこを私は爪、ピンセット、ドライバーを使ってめくろうとしてしまったのです。しかも相手が保護シートだと思っていたので、かなり荒っぽく!画面四隅を傷だらけにしてから「どうもおかしい」とピンセットを使ってフェイスプレートをはずし、裏からじっくり眺めてみたところ「あ、なにも貼ってなかった」ということがやっとわかりましたorz


705NKのポリカーボネイト製(?)液晶窓が大変丈夫なのは検証できましたが、ちょっと視認性に問題を感じる(&精神的ダメージを感じる)ほどの傷が残りました。さてどうするか?


私はどこかのネット通販でフェイスプレートが買えないかな、などとも考えましたが、やはりソフトバンクの店舗に行くのが常識的な対応だろうと思い、東京駅八重洲北口近くにあるソフトバンクのショップに行き、「傷をつけてしまったので、フェイスプレートを交換して欲しい」と訴えました(「傷がついた」と言わないところが正直でしょ?)。


以前、702NKが不調になった時に「アフターサービス」に加入していたので、3150円で「リニューアル」してもらえることになりました(加入してないと15000円なのだそうだ)。ただし、「2週間ほどお預かりになります」とのこと。「ひょっとしてフィンランドに送るの?」と尋ねたら、それはないらしい。昔、NM502iを水没させたときは本当にフィンランドに送られたことを思うと、少しは日本に定着したのでしょう。
その間の代車(?)として同色の705NKを出してきてくれたのですが、「電話帳を移し替えますか?」と聞いてくれたので、「確かバックアップがとれたと思います」と店のカウンター上で「メニュー→ツール→メモリ→オプション」と操作して電話機バックアップを実行。代車の705NKに挿して起動させると「インストールしています」というメッセージが出、その後「インストールは完了していません。アプリマネージャーを使ってください云々」などという不穏なメッセージとともに立ち上がりました(この話は後で)。
そして先ほどと同様の操作から「オプション→カードから復元」を実行したら、いきなりフリーズ!
電源ボタンも受け付けない頑固なフリーズだったので、裏蓋を外して電池を取り出し、もう一度電源を入れ直すとやっぱりフリーズ中。
店員の男性が「あ、これはこの機械が悪いのかもしれませんね」と今度はライトサンド色の機械を出してくれました。私は「もしや」と思うことがあって「電話帳はPCから移すので、これでいいです」とSIMの差し替えだけしてもらってその場を後にしました。

家に帰って、まず再度バックアップからの復元を試してみます。やはりフリーズ!おそらく同機種といえども個体が違うとバックアップの復元が出来ないのでしょう。著作権保護なのかどうか知りませんが、せっかくのスマートフォン、入院時の代替機とはいえ同じ環境を移したいのは人情だと思うんですが…。
フリーズしたままでは困るのでハードリセットのコマンド"*#7370#"をやってみますが音沙汰無し。これはもうメモリが消えるまで電源を抜いて放っておくことにして、死蔵していた702NKⅡにPIMデータを同期して使えるようにしました。


しかし、さすが死蔵品。702NKⅡはすっかり老け込んでいて、翌日1日、仕事中に携帯している間にSIMカードを認識しなくなるエラーが頻発。705NKを使い始めたときはさほど違和感ないと思っていた画面も久々に見るとしょぼしょぼで、「これは業務に支障を来すに違いない」と、その晩、再度代替705NKのハードリセットを敢行しました。
702NKのハードリセットである「電源+通話ボタン+*+3」で立ち上げ、やみくもに"*#7370#"を連打してみたらどれが功を奏したか分かりませんがハードリセットがかかり、起動することが出来ました。そのままメモリーカードを挿すと「インストールしています」「インストールは完了していません云々」が出て立ち上がりました。アプリマネージャーを見ると、Nokia純正ソフトの"Search"以外はインストール未完了のまま。アプリマネージャーで叩いてみると「ファイルが壊れています」とメッセージが出て、そこまでです。結局、超勝手アプリもインストールした個体でないと使えないようになっているのでしょう。Series60 ver.3の管理強化の賜で、保護が手厚くなっているんでしょうね。702NKシリーズであれば、MMCのSystemフォルダに展開したソフトは別の機体でも使えたのになあ…。


とはいえ、できないことをやろうとするとまたハードリセットの憂き目を見るので、おとなしくこの環境にPIMデータだけシンクロして使っています。カードにインストールしたテーマはそのまま使えたので待ち受け画面は元通りになりました。


結局、これら全て自分が悪いんですが、それにしても「堅いこと言やーすな!」と偽名古屋弁でつっこみたくなる私です。
最初の代替機候補だった、ディーププラム色マシンの運命やいかに(ごめんね!)?
あの後、八重洲のショップのスタッフは、ハードリセットすることを思いついてくれたでしょうか?