魅せられた

それで、今日は車に乗っていたので、いつものテリー伊藤のラジオを聴いていたら、ジュディ・オングの「魅せられて」がフルコーラスかかったんですね。ちょうど丸子橋を渡っている頃だったのですが、これが良いんだ!

DREAM PRICE 1000 ジュディ・オング 魅せられて

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どこが良いかというと、まず大げさなアレンジ。マンドリンでしょうか、あのジャラランチャンチャンジャカジャカジャカというリフとストリングスのアンサンブル。ベースはボンボコボンボコでさすがに古くさいが、許容範囲。特に"Wind is blowin' from the Aegean"のメロディとバックの盛り上がりには鳥肌が立ちます。
あと、歌詞がめちゃくちゃエッチ!「好きな男の〜」のあたりの声を細く出して歌うところなんか、作詞の阿木燿子の喋り方をコピーしたみたいで生々しいこと!ダンナの宇崎竜童に、「ちょっと、あなたの奥さんこんなこと言ってますぜ」と教えてあげたくなります。
1979年頃の曲だと思うのですが、当時の私は高校生になったばっかりで、この曲のホントの良さが分からなかったんですね(ヒデキのYMCAの方が分かりやすかった)。
40歳を過ぎて初めてこの曲の良さと色っぽさが理解できました。
いいなあ、昔の中年にはこういう曲があって…。
今なんて、40過ぎの人間をターゲットにした音楽で普通にテレビで見られるのは、腐った演歌か松田聖子くらいしかないんだものなあ。