聴いておきたいちょっと古い音楽 その4
私は基本的には、ビートルズの影響下にある邦楽、いわゆる「ニューミュージック」ってやつを聴いて育ちました。
同級生のませた連中が、イーグルスだチープ・トリックだ、クイーンだと出ない声でコピーバンドをやっているのを覚めた目で見つつ、世良公則や原田真二の出てくるベストテン番組を嬉々として見、太田裕美に青い性を覚醒させられたり、朝日新聞の夕刊に週1で連載される宮川泰の音楽評論を読んでは理論武装する、嫌な少年でありました。
ですから、洋楽については「僕よくわからな〜い」で済ましているんですが、ひとつくらい書いてみましょう。
キャロル・キングの「つづれおり」です。
- アーティスト: キャロル・キング
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2004/04/21
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松任谷由実は、ルーツがバレるのが嫌で、キャロル・キングを聴いていたというのを言わないようにしていた、と語っているようですし、一方小田和正はキーボードがうまくなりたかったらキャロル・キングをコピーしなさい、と80年頃にインタビューに答えていますが、曲作りにおいても相当参考にしていると思います。
最近の若い世代でも、例えば鬼束ちひろは、(若いのに良く勉強している、と)箔をつける為もあるのか、キャロル・キングが好き、とプロフィールなどに書いているようです。
収録曲ごとに見てみますと、
1.空が落ちてくる
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- 邦楽で良い例をぱっと思いつかないが、とりあえずビー・ジーズのステイン・アライヴがよく似ている。
2.去り行く恋人
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- さすがに有名すぎてそっくりなのは思いつかないが、五輪真弓なんかはほとんどこの変形だろう。
3.イッツ・ツー・レイト
4.恋の家路
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- アルバムのラストはこのパターンで、というのたくさんありますね。
5.ビューティフル
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- ちょっとこじつけくさいが、太田裕美「しあわせ未満」。もっと良い例がありそう。
6.幸福な人生
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- はっぴいえんど「空色のクレヨン」。どっちが早いのか?このころ流行ってたのか?
7.君の友達
すいません、後が続きませんでした。でも十分でしょ?